2011年09月02日

8期 第5回★2011年8月20日(土)


お盆があけて、6週間ぶりの教室です。

やや気温が下がり、
うごきやすい気温になってきたこの日の教室。
出席者は17名。

4ヶ月ぶりに参加のNさんや、3ヶ月ぶりに来られたYさん、
一番に来て、部屋が開くのを待っていて下さったOさん
体操が始まる間際に来られたUさん
みなそれぞれが、ご自身のテーマや課題に沿って
各々体操に取り組まれます。


・遅いですが、今頃になって、
 ようやく体操に行く生活がなじんできた気がしました。(1期 M・O)


体操やここで得られる経験を
皆それぞれに、底辺の部分でしっかりと受け止め、
しなやかな力をそこから養われているのでしょう。


★まずは、この日の教室の様子について書かれた
高岸先生のブログをご覧ください。

【☆★大阪で野口体操を★☆】――「健康」な放課後のひと時」
⇒ http://plaza.rakuten.co.jp/noguchitaisou/diary/201108200000/



今回のテーマ
【健康――すくやか・やすらか】


「すべての人間は身体障害者であり、すげての人間は精神障害者であり、すべての人間は老人である。したがって、すべての人間は健康ではなく病気である」
「『健康という病気・健康という死』こそ、幻想ではなく現実に存在するほんとうの健康ではないかと思う」


「健康とは、大自然の声・からだの声をよく貞く(対話する)ことができること、そして、それに従って生きることができることをいう」
「健康とは、自分自身の価値観(今の自分にとって、よりよい、よりほんとうとは何かということ)を持ち得ること、そして、それに従って行動することができることをいう」


「『健康』というコトバを手掛かりにして『人間にとってからだは何か』を考えてみたい」(★甲骨文・象形文字は、パソコンのためここでは省略せざるを得ません)」

(野口三千三)




【本日やられた動き】

甲骨文・象形文字をからだに当てはめると、

1・「からだの主軸(長軸)が地球の表面に垂直であること、即ち主軸が地球の中心への方向、重さの働く方向と一致すること」、

2・「からだの背骨の方向、即ち足の裏から頭のてっぺんまでが、真っ直ぐで、しかもからだの縦の真ん中は中空の管の感じ、詰まっていないで透明のすんだかんじであること」

3・「脚・足・腕・手・首・顔・頭など、からだの末端と考えられる部分は、柔らかく中身にゆとり・隙間があって伝わりのよいこと」

以上の基本を、さまざまなからだの動きの方向から確かめました。



高岸先生にアンケートの校正をお願いしたら
『今、清書を再度読ませてもらって気が付いたのですが、
 アンケートは8期は上に、だんだん1期へと記載したらいいと思いま
 した。
 1期から8期へと興味や考察の変化がよく分かります。
 継続の意味もこのほうが伝わると思います。
 何気ない短いことばにもそれが表れていますから。
 もうひとつ楽しんでもらいましょう。』
と助言をもらいました。
先月から入会期を明確にしたのですが、
今月からそのように並べました。

*****************

● 最初の話より

・「すべての人間は身体障害者、精神病者、老人である。
 従って、すべての人間は健康ではなく病人である」 という言葉に
 ぐっときました。
 健康とは、個人的な主観、体験、おもい、の中にこそ存在するのだな
 と思いました。 健康に死ねるように健康に生きたいです。
(8期 Y・U)

・漢字を大和言葉にあてはめた作業について、すごい、と思いました。
 (7期 T・K)

・本を読んで理解できる事と、
 板書で生きた言葉で説明される事のちがいを
 今日は、一段と感じました。(4期 M・M)

・ 健康が大事と思えるのは、
 やはり自分の生命の先がみえてきたときからだと最近よく思います。
 (3期 M・K)


・今日は、体調は全然よくなかったですが行きました。
 そりゃあ、健康になるに越した事はないけれど、
 今日の教室の言葉を借りるなら「死も病気もありよう次第」なのだか
 ら、目に見える状態に一喜一憂することには意味がないだろうと
 以前から思っていたのだな、と気づきました。

 「したたか」は「下確か」だけじゃなくて、
 「死確か」という意味もあるのではないかなあ。

 世間と同じようには出来ない自分を気にしているだけで、
 今のところ、自分のことを病人だと思ってないし、
 健康になりたい!と心底思っているわけでもないと思いました。

 「健」も「康」も人名に良く使われている字だけど、
 そういう漢字を名前に持つということは、
 健やかにすごして欲しい、という祈りの気持ち以外にも
 意味があるのだろうと思う。漢字ってすごい。
 それを体の動きへと繋げる野口三千三もすごい。
 (三千三という漢字のチョイスも凄まじい気がする)(1期 M・O)


・健康という言葉はあまり好きな言葉でなかったのですが
 いい言葉なんですね、、、(1期 K・W)



● やすらぎの動き

・開脚、長座の時は、前回同様
 「足口」 の辺りが痛く(つらく)なりました。
  (8期 T・K)

・開脚状態の時、腰に負担がかかりアップアップでした。
 (8期 T・A)

・開脚での動きが苦手で、
 いつもは、あまり良い感じでできていませんでしたが、
 今日の先生の誘動で、いつもより前向きの感じでできました。
 足首〜股関節の流れが感じられた気がしたせいかもしれません。
 会陰〜下、中・上丹田のラインも、いつもより感覚化できました。
 (7期 Y・M)

・寝転がり、手足ぶらぶらの体操のとき、
 本当に気持ちがよくて、快感の極みで、
 体は眠ってしまったみたいだった。
 次の体操に移るとき、ボーッとして、寝起きの状態だった。
 体調が悪かったのか、本当に快楽だったのか? (3期 M・K)



● 決まる動き「野口四股」

・「野口四股」のポーズの気を合わせる場面は、
 皆の気持ちが一つになった時
 一瞬、時間が止まった感がありました。(8期 T・A)

・「野口四股」あいかわらず、しんどかったです。
 が、声を合わせるところは、とてもおもしろかったです。(7期 T・K)

・「決まる動き」の
 みなで声を出して合わせたのが、おもしろかったです。
 男の人も女の子も、勇ましくて、
 普段とは別人のきりりとした掛け声と動きに
 やりながら惚れ惚れしてしまいました。(1期 K・S)

・「野口四股」は、
 体の流れを感じるどころのレベルに達してませんでした。
 見た目にだまされてしまいそうな
 (=見た目だけを整えて満足しそうな)
 動きなので、難易度が高そうです。(1期 M・O)



● 対話の動き(正座の「波の動き」で)

・二人での波の動きは、対話が相変わらず難しいです。
 今までの運動の経験が相手の語りかけを
 遮断しているのかもしれないと思います。
 (8期 M・K)

・先生が補助された方の動きが、
 いつもみているその方の動きと全く違う事に、
 先生のすごさをみせていただきました。(4期 M・M)



● 全体的なこと

・一ヶ月お休みしていましたので、最初は動きがきこちなく感じました。
 連日の暑さで睡眠不足で気力がなえていたと思います。
 元気がでました。 (8期 T・A)

・今日も、とてもおもしろかったです。
 からだは緊張している部分があったみたいですが、
 でも、いつにも増して、
 なごやかに、すこやかな、教室だったように感じました。
 とても楽しかったです。今日は心の底から楽しんだ気がしました。
 聴くことが難しいですね。(7期 T・K)

・疲れがたまっているのか、体が重くて集中力が欠けていました。
 (6期 H・T)

・今日1日、ゆっくりあそんでゆるんだ。(3期 H・Y)

・今日ものんびりしました。
 いつも変わらぬ教室です。
 本当にリラックスの半寝です。(3期 K・S)

・久々の野口体操でした。
 流れの動きを痛感。(1期 N・M)

・今日は我ながらよく問うたと思います(笑)
 動きは全然だと思いますが、
 今日は中心と2本の管(特にからだの腰の辺り)の
 イメージに集中しようと決めていました。
 自分に集中しようと思ってたのに、
 対話(2人)の動きが入ってとまどいましたが・・・。
 全体としては、気持ちよく、終ってすっとした感じです。
 気持ちよく、というよりも気持ち良い方に行くようにした感じです。
 (1期 K・W)



● 今後の抱負

・ラスト1回になったので、休まないことを目標にまた来ます。
 少し分かって、また分からなくなっての繰り返しですが、
 とりあえず楽しいのでよしとしています。(8期 Y・U)

・奥の深い、つかみどころのないものに思われ、
 とことんついていこうと思います。(8期 T・A)

・自宅でもっと、体操の時間をとろうと思います。
 ありがとうございました。(8期 T・K)

・体の中の動きを意識しながら体を動かすことが、
 本当に重要だと思います。
 そのような体操の仕方を続けて欲しいと。(3期 M・K)

・9期も参加します、分からないので・・・。(1期 N・M)



● その他

・暑い中、ありがとうございました。(4期 M・M)

・残暑お気をつけてお体を大切にして下さい。 (3期 K・S)

・大身体を大切に! (3期 M・K)

・ありがとうございました。(7期 T・K)


*****************

大阪の教室は、9期の募集が始まっていますが
いま参加されている方のほとんどの方が
「9期も、参加します」とおっしゃってくださっています。

そんな、メンバーさんの継続の意思を聞くたびに
私たちスタッフも力をもらっています。

じっくりと、からだに向き合い
丁寧に流れをさぐる非日常の場。

教室を続けられることに
幸せと喜びを感じます。感謝。(すがの)






posted by 大阪で野口体操教室を! at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪での教室のご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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