2011年07月21日

8期 第4回★2011年7月9日(土)


今回の教室の日は、梅雨が明けたこともあり、
夏本番のような日差しが照りつける暑い日でした。

お昼すぎ、皆が教室に集まって来られます。

来られた方から、順番に
いつものようにゆったりできる服に着替えられ
先生の書かれる板書をノートに写されたり
ただ、始まるのを待ち、
落ち着いてその場に座っていらっしゃったり
ご自身でからだをほぐされていたり・・・。

体操の始る前の部屋の中は
ピンと張り詰めた「静」の空気に包まれます。

外の喧騒の世界から、
体も気持ちも落ち着ける厳かな体操の時間の中へ。

自然とスイッチが切り替わり
今回も、体操がはじまりました。



今回のテーマも
【おもさ(重)と おもい(思)】

「野口体操は規制の固定した枠を破り捨て、自由な大地に生きることだ。それは大自然の原理という巨大な枠を発見することでもある。この掟は束縛するものではなく、存在すること、生きることを成り立たせ、真の自由とは何かを示す枠である。極めてきびしく、はげしいおきて(掟)である」

「体操とはからだの中身の洗濯である」
「体操とは、禊(身濯)である」
「体操とはいのちの洗濯である」

(野口三千三)



今回のテーマには、
高岸先生の次のような思いがあります。

【☆★大阪で野口体操を――特別な八期】
⇒ http://plaza.rakuten.co.jp/noguchitaisou/diary/201107090000/


今日、やられた動きは

「からだは生きた水ぶくろ」のゆるめ・ほぐし
「脚口・肩口」をつけ・ひたし
「胸たたき」・「尻たたき」でうち・たたき
「左半身・右半身の弾みゆるみ」でゆすり
「腕立てはずみ」のゆり・ふり
「波の動き」のすすぎ
「ぶら下げの動き」



*****************

●「体操とはからだの中身の洗濯である」をイメージしながら
それぞれの動きに新鮮に取り組んでいきました。


・「洗う」「透明になる」の言葉がとてもイメージしやすかったです。
 「むち」の動きは楽しく行うことができました。(8期 T・K)

・「洗濯」のイメージが、分かりやすかったと思います。
 前半、とてもていねいにほぐしていけたので、
 動きがつながりやすくなった気がします。(6期 H・T)

・いつも体の中からきれいにしたいと思っているので、
 今日のテーマはイメージしやすくておもしろかったです。
 これからも体の洗濯を意識して体操してみます。(Y・N)

・今日の洗たくは、とてもすっきりしました。
 気持ちがよかったです。
 同じような動きでも、洗たくと思ってやってみると、
 おもしろかったです。(7期 T・K)

・お洗濯がとてもイメージしやすかったです。
 自然の神様に貞(き)く、うかがう、ひれふしてお願いする、占う、
 みんな好きな言葉で、心がけていたつもりでしたが、
 今、腕立てはずみのとき、初めて、
 自然の神様に真摯に向かい合って、お願いできました。
 これまでのは、ひとりよがりでした。(3期 Y・S)

・洗う、そういう体操で、そうありたいと思います。(1期 K・W)



●「腕立てはずみ」


・腕立てはずみは、最初のころは、
 何がなんだかよく分かりませんでしたが、
 今日のは、(今日、指摘いただいたことは)
 とてもためになったと思います。
 大切なことを忘れていたというのか、意識していなかったです、
 いけません。
 自然の神様にちゃんと聞こうと思います。(7期 T・K)

・腕立てはずみのときの「手をつくまでが肝心」という話は、
 頭の中にありましたが、十分得心できていませんでした。
 手をつくために少しだけ前に出そうとするくらいところで、
 今まで準備したことが、全て吹き飛んで、
 あとは着地した身体で何とか揺れようと頑張っていました。
 (7期 Y・M)

・(交替でやられた)腕立てはずみは、
 部屋の半分の人だけだったので、私自身も
 アドバイスを受けたかったです。(6期 H・T)



● 全体的なこと


・今期はなかなかコンスタントに来れず、
 久しぶりでしたので、
 体がなかなかほぐれませんでした・・・。(2期 N・U)

・ゆっくりのんびりできた。
 体操は、身体の洗濯である=身心脱落のバナナの皮をむく
 動禅であると思いました。(3期 K・S)


・いままで分からなかったと書き続けていましたが、
 実は毎回何となく「なにか」は分かっていました。
 ただその分かった「なにか」がどうも言葉にしにくかったので
 分からないと書いていたのです。
 (あと、皆さんが「分からない!」を連発するのでそのトレンドに
  乗ってみようかとも思って・・・

 今回は波の動きの中で楽な感じ(というか、ジワァッと楽になる感じ)
 をつかんだのでそれが分かりました。
 腕立てはずみは、もう少し左右の感じを分けてつかみたいです。
 それと、どうも自分には「しつこさ」が足りないようなので、
 それは何故だろう?と考えています。
 「ゆ」とか「ほ」とかそういう感じで
 いろんなことが出来るようになりたいです。しつこく。
 (8期 Y・U)


・体の動きにまかせる、ということができないで
 こまかい動きまで、意識している。
 はずみとか、反動とか、かってにとかの動きが、
 かってに体がしている、という状態が、よいのだろうと思う。

 前半、体が「笑う」と感じるまで体をよく動かせて、よかったと思う。
 後半、ちょっとバテました。

 先生。
 途中で水分補給しなくて、大丈夫ですか?
 途中で一度くらい、
 5分程の休憩をはさんでもよいのでは?(3期 M・K)


・終わってからのお茶会(?)で少し話しましたが、
 最近、野口体操の動きは欠伸を
 とかの自然な動きを自覚的に行っているような感じがしています
(この部分は「意識的に」と言っていたのを
 先生に「自覚的に」と訂正していただいたのですが)。

 本日のお話の「洗濯」という説明が、
 上の「欠伸を自覚的に」ということと、
 私の中では、うまくつながった感じがしています。
 ただ、洗濯のお話は、野口体操の哲学的な面を含んでの話でしたけど、
 私の欠伸の話は、余り哲学的な方面まで考えていません。(7期 Y・M)


・お尻叩き、以前にやったときは全くわかりませんでした。
 今日は、鞭の話を事前に聞いていたからか、
 あら!?そうか!本当にムチだったんだ!と
 実感した瞬間がありました。
 でもそれは、動く方の足の事はすっかり忘れて、
 地球と自分、土台の事だけに意識を集中していたからこそ
 分かった事でもあります。

 腕立て弾みの時、先生の背中がフワンフワンと弾んでいましたが、
 内心
 「反作用だけであんなにフワンフワンせんやろ〜」
 と思っていたけれど、
 反作用って、私の想像以上にかなり大きいものではないか、
 と思いました。

 波の動きでも、何かが分かりかけそうな感じがしましたが、
 時間切れになったので、今後の課題にします。
 全然進歩してないと思ったけれど、
 その人なりのスピードで意味が深くなっていっていいんだなあ、
 と嬉しくなりました。(1期 M・O)


・「思いと重さ」というテーマになった理由の話で、
 大久保さんが、自分は思いというよりも、
 体の中の流れ(重さ)だけを聞いている、という話がありました。
 その事と、板書の最後の方の説明で、
 お洒落とは、余分なものをなくすこと、
 でも、何でも割り切って捨てればいいものではなく、
 捨てたものの中に、大切なものがある事がある。
 という話が、帰りの電車の中で、フト繋がって思い出されました。

 Wさんは、体の中の流れはよく分かっているのではないか?と
 胸たたきの動きを見ていて思いました。(1期 M・O)


・以前、ブログに書かれていた
 「野口四股」がどんなものなのか
 一度動きをみてみたいです。
 あと、311以降変わってしまったこと、について
 しつこく考えてます。
 目に見える、人の暮らし方が変わったのではなく、
 地球と命の関係(あり方)が変わったのではないか、
 という気もしてるのですが、まだ分かりません。(1期 M・O)


・家で疑問に思い、今日の教室でお聞きしようと思っていた事が
 グッドタイミングで、3ケ解決しました。
 それを元に、毎日気持ちよくなろうと思います。
 気付けただけでは、動きにつながらないと思いますので。
 (4期 M・M)



● 今後の抱負


・口を閉じているのも、毎度の課題ですが、
 今日は腰、ここを固めている、見ようとしていない
 そこをていねいにしたいと思いました。
 でも気持ちよくなりましたよ。(1期 K・W)

・まだ、解剖学的な体として自分を捉えている感じがする。
 もっと「頑張る」という事が、
 捨てるようにならないといけないと感じました。
 感覚をもう少し、小さな刺激でも差を感じられるようにしたい。
 (8期 M・K)

・今日の教室の一連の流れの中で、
 (あ!そういうことであったか!)と気付くことがありましたので、
 今後の動きに繋げたいと思います。(7期 Y・M)

・不安定の中にこそ安定がある、が気に入ってるので
 しばらくこれを抱負に。(1期 M・O)

・自然の神様に貞(き)く、うかがう、ひれふしてお願いする、占う
 実践していきたいです。(3期 Y・S)

・休まず来ます。(8期 Y・U)



● その他


・リクエスト「むちの動き」にこたえていただき
 ありがとうございました。(8期 T・K)

・ときどきお休みさせてもらっていますが、
 「分かった!」という実感が少ないながらも、
 続けさせてもらえる環境に感謝です。(1期 Y・N)

・早引きしてすみません。
 来月も来れないです。残念です。
 ありがとうございました。(2期 N・U)

・ありがとうございました。(3期 Y・S)

・お世話さまでした。(6期 H・T)

・本日も、ありがとうございました。(4期 M・M)

・いつも有難う御座います。
 暑い日が続きますが、ご自愛下さいませ。(1期 Y・N)

・暑くなりますが、身体にお気をつけ下さい。(3期 K・S)

・今後も宜しくお願いします。(8期 K・M)


*****************

ところで、
前回は、やったことは覚えているのですが
そのとき、私、何と思ったり、どう感じてたんだろう?
というところが、ほとんど記憶にありません。

みなさんのアンケートをまとめながら、
あのとき、どうやって、教室の場にいたのか?
どうやって、体操をしてたのか? 思い出してみたのですが
ただ、やってただけで、、、考えたこと、思ったこと、あったのだけど
すぐ流れたり、ふっと思っても、またすぐ別のことが出てきたりして
「このとき、こう思った」と固まったものがないのですよね。
どうやってたのかな??? (すがの)




posted by 大阪で野口体操教室を! at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪での教室のご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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